育った町
私が育った町は盆地で、夏は暑く冬は寒い。九州の温泉県だけど毎年雪が積もります。
杉の産地で町中に製材所があり、木の匂いがしている。登下校の道にも2軒ありました。
だから今でも木の匂いが好きなんだな。
地元を離れて暮らしている今、懐かしく思う。
木の匂いを嗅ぐと、学校帰りの坂道を思い出す。
木とランドセルの革の匂い。
小川の水音。強い日差しと日陰のコントラスト。
ちょっと黴臭い土の臭い。
毎日隣にいた幼なじみは先に逝ってしまった。
いつでもまた逢えると思っていた愚かな私。仲直りもしないままで。
踏み出さなければ、いつかはこない。
いきものがかりの「帰りたくなったよ」を聴くと泣きたくなる。
育った町も人も好きだと思っていなかったのに、懐かしく愛おしい。
トシですかね。。。
匂いは記憶と結びついていて。いつもあの町に引き戻す。
いつか香りのものも作りたい。誰かの記憶に残る香り。
木の香りのもの。すぐ買ってしまう。。。
同郷の友人のお母様、齢70ン歳にて起業されました。
バイタリティがすごいわ!見習わなければ!