九州仕入れの旅3
九州仕入れ旅(この度は昨年11月のことです)
小石原焼2軒目の窯元さんは圭秀窯さんです。
以前ネットで拝見していたこっくりした飴色のプレートを、直接手に取ってみたくて伺いました。
思った通りの素敵な器!
はけ目が大輪の花のようでもあり。
飴色も乳白もそれぞれの良さがあります。
厚めにかけられた釉薬が深い色味をだしていて…。
そしてこの厚みがあれば安心して金属のカトラリーが使用できそう!と思います。
奥様とお話できましたが、その爽やかなお人柄が器に現れていて。
主婦として使い勝手まで考えながらオリジナルの作品を作陶されているのが伝わりました。
あたたかな食卓と家族の笑顔が見えるうつわ。
それが圭秀窯さんの器たちです。
数年前の九州の大雨では、小石原も災害が多く出ました。未だ各地で工事がされており、圭秀窯さんも災害にあわれたそう。
小石原では廃窯された工房も多くありますが、圭秀窯さんはご家族で力を合わせて工房を再開されています。
とても居心地のよい、あたたかい希望にあふれてる工房でした。
九州仕入れの旅2
前回のブログから早20日ほど経ってしまった。(この仕入れ旅は11月中のことです。)
仕入れの旅の続きです。
小鹿田の里から福岡県小石原へまわる。
先ずは翁明窯元さんへ。
我が家でもこの数年使用しています。
翁明さんオリジナルの器たち。
ノスタルジック…。
こちらの器を手に取ると朝靄の森がいつも浮かびます。しっとりした空気を感じるのです。
きっと多くの女性の乙女心をくすぐると思うのですが、我がオットもこうした優しい器が好き。
実は男性にもファンが多いのです。
たくさんお出しいただき、じっくり選ばせていただきました。
すでに我が家に到着している器たち。
どれも素敵なのです!
みなさまに早くお届けしたい。
(本業の繁忙期に揉みくちゃな毎日でして。師走…泣。
お正月はショップ準備やります‼︎)
九州仕入れの旅
九州までgotoを利用して仕入れの旅。
まずは小鹿田焼 坂本工窯さん。
初めてお会いする工さん。
息子さんの創さんとおふたりで作陶しています。
私達夫婦はこちらの窯元さんの器がとても好きです。
300年続く小鹿田焼の伝統と革新の融合!
作り手のパッションを感じるのです。
見た目はどっしりしていて自然を思わせる強さがある器ですが、意外にも軽く扱いやすい。
器だけでも絵になる格好良さですが、何を盛っても食材を活かしてくれるのです。
実際にお会いした工さんは、真に温かい方で。
私達のようなど素人に、作陶や私たちの商いについてのアドバイスまでたくさんお話してくださいました。
内心、胸熱くなって嬉し泣きだったワタクシ。
帰り道には工さんが大好きになってしまっていて…。心から感謝です。
なんて格好いい人だろう。だからあんなに器も格好いいんだな。
頑張ろう。
頑張ろう。
この想いを手から手へ届けていきたい。
(正直にいうと、全部自分のにしてしまいたい。と届いた器たちをみて思いました。
いやいや、ちゃんとちゃんとみなさまに届けてまいりますが!笑)
今のこと
少し重たいお話です。
数年前から自分の置かれてきた環境に不満を感じ、
感謝よりも怒りや憎しみを強く感じてきました。
これまで誰かのためだけに生きてきて
人生を搾取されてきたように感じ…。
そんな悪感情を抱える年月に心も身体もくたくたに疲弊して…。
さらに仕事の悩みも追加されて、
ついには消えてしまいたいと日々考えるように。
そんな私をオットもムスコもそっと見守ってくれ、
夜中や朝方にそっと私の生存確認をしていたのにも気づいていました。
そうして思ったのです。
どうせ終わらせるなら、やりたいと思ってきたこと全部やってからにしようと。
一般的な収入な我ら夫婦は裕福ではなく、どちらかというとカツカツな暮らし。
潤沢な資金があって始めることではありません。
老後のためにと積立てた保険やらなんやらを解約し開業資金に充てます。
不安だらけ。でも清々しい気持ちでいます。
付き合ってくれるオットに感謝してもしても足りない。
今、私は生きたい。生きよう!と思う。
そんなリスタートの今日この頃です。
明日からはまた開業準備のお話に戻りますね〜!